契約書ーリーガルチェック

ビジネスを展開、発展していく上で大きな障害となるビジネス上のトラブル。そのすべてを完全に防止することは困難ですが、実際に裁判等で争われることの多い類型や、会社の存立に影響を及ぼしかねないような深刻なトラブルには、契約書の段階で防止することができるものも多くあります。万が一発生した場合に企業が受けるダメージも契約書段階の対応によって大きく違ってきます。

そもそも民法上、契約の成立に契約書が必要な要件とされていないこともあり、トラブルの中には、そもそも契約書を交わしていなかった、契約書の内容を確認していなかった、といった例も少なくないのが実状です。
顧客との関係で取引を成立させることを優先させる余り、契約書等に関わって契約そのものを失えばまさに本末転倒ではないか。お互いの信用こそが重要なのであり、そさえしっかりしていれば契約書の内容などは本質的な問題ではない。…長年厳しい企業活動の場で生き抜いてこられた経営者の皆様にはご経験に基づく様々なお考えのある場合も多いと思います。

確かにグローバル化やインターネット社会の進展により、経済活動のあり方も大きく変容し、将来を見通すことがますます困難になる中であっても、信用が根幹というビジネスの本質は変わらないものと思います。しかし、現実に発生している様々なトラブルの実例を見る限り、そうした中で、ビジネスの基盤を守り、着実に進展させていくためには、やはり足下を固めた上で、経営手腕を生かしていくことが必要であるように思われます。

契約書に意識を向けていただくだけで、その後のリスクは大きく変わってきます。予め起こりうるトラブルを予測し、判例等に示された裁判所の判断基準などを正しく把握した上で、いざというときにしっかりと自社の利益を守ることのできる契約書を作っておくことで未然に防げるトラブルは少なくありません。企業活動の継続を危うくするようなトラブルを含め、トラブルリスクを大きく低減させ、企業活動の発展に力を集中させることができれば、その効果は考えられる以上に大きいともいえるのではないでしょうか。

当事務所では、契約に伴う企業のリスクを抑え、契約によるビジネスの発展を支えるための法的な契約書のチェック、作成をサポートしております。販売委託契約をはじめ、業務委託契約、賃貸借契約、秘密保持契約、雇用契約など、さまざまな契約書の作成・リーガルチェックは、当事務所にお任せください。法的にしっかりと検証された契約書は、ビジネスの信頼性を高め、企業の利益を守ります。当事務所がお客様のビジネスの成功を支えるお力になれますことを願っております。